秋川農業協同組合(JAあきがわ)は、昭和62年4月、秋川流域1市2町1村の中の8つの農業協同組合(多西、東秋留、西秋留、日の出、増戸、戸倉、五日市、桧原)が合併し、新しく設立された農業協同組合です。特に行政圏(旧秋川市、旧五日市町、日の出町、桧原村)を超えた広域合併農業協同組合として全国的にも注目を浴びました。
JAあきがわの管内となる区域は生産緑地及び市街化区域、調整区域、農振区域、山間区域と区別され、それぞれに生産条件、経営規模が異なり地域ごとに特色ある農業環境となっております。また平成7年9月、旧秋川市と旧五日市町との合併がなされ「あきる野市」が誕生しました。このことにより急速に都市化が進み、一方山間部では老齢化、過疎化が進むといった状況にあります。
合併当初の組合員数は正准合わせて8,203名(正4,379名、准3,824名)で、以来青壮年部、女性部(平成8年5月婦人部より改名)をはじめとする各種組合員組織も整備され、8つの地区には131の支部が置かれています。指導事業、信用事業、共済事業、購買事業、販売事業を柱とする各種事業も順調な伸長を見せており、宅地等供給事業等の事業も地域住民の高まる需要に支えられ順調に推移しております。平成5年8月には行政側との共同施設である「秋川ファーマーズセンター」の運営に着手し、支店においても統合・機能集約を重ね、現在店舗数は本店を含めて7店舗、4つのセンターを擁し、管内をくまなく網羅し活力ある事業推進を展開すると同時に、地域の経済団体としても大きな役割を果たしております。